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英語教諭のご感想2

英語発音コース・ホームスタディ講座DVDを都内の中学校・高校の英語教諭の方々にモニターしていただきました。ご厚意により、いただいたご感想の公開の許可をいただきました。ありがとうございます。英語発音コースの内容の参考にしてください。

S学園中学校高等学校教諭 K.T.様より

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前略 英語発音教材DVDを、繰り返し、視聴させていただきました。古市先生の、音声指導の実践を体系的に拝見することができ、たいへん有意義な経験でした。

私は、私立の中学校・高等学校で凡そ四半世紀に亘って英語を教えてきました。実は、つい最近まで、英語の発音指導を疎かにしてきたことを、最近、猛省しております。

この20年あまり、学校の英語教育は、コミュニケーション重視といわれてきましたが、ここ20年で日本人の英語のコミュニケーション能力が向上した事を証明することは誰にもできないでしょう。

実際には、授業時数が減少し、教える内容が極端に減少してしまい、その結果、英語の学力が著しく低下した「英語教育の暗黒時代」でした(ご存知のように、現在、中学校での必修英単語数は900語程度という驚愕すべき数字です。

「ハンバーガーショップ“ごっこ”」、「税関”ごっこ“」などの、英”会話“とは無縁な、ほとんど中学生を馬鹿にしたような浅薄な内容を、…私が中学生であった頃とは比べ物にならない…薄っぺらな教科書-カラフルではありますが(笑)-で、教えているというのが大方の日本の学校での英語教育の現状でしょう。また、英文法という教科は姿を消し、文法を体系的に学ぶこともできなくなっています)。

先日も、東京大学の斎藤兆史先生に伺ったのですが、昨今では、東京大学でさえ、英語学力の低下が著しく、英語のコミュニケーション能力も、文部省(文科省)の思惑とは全く逆に、従来に比べて恐ろしく低下しているという嘆かわしい現状があるそうです(これは、斎藤先生が挙げておられたほんの一例ですが、古市先生も、DVDの中で強調なさっていらした、[s]と[∫]の発音の区別ができない多くの東大生がおり、she と sea の発音の区別ができない、また、その正確な調音方法を知らない(習っていない)とのことでした)。

古市先生が、DVD講座の中で強調なされていらした如く、正確な(ネイティブスピーカーとのコミュニケーションにおいて不自然でない)発音の習得は、スピーキングにおいても、そして…私も古市先生と全く同意見なのですが…特にリスニングにおいて重要であることを再認識すべきであると思っています。今こそ、古市先生流の徹底的な発音訓練が、英語を使える日本人の育成のために不可欠であると痛感しております。

私自身も、教室で、正確な発音を指導することを従来以上に、重要視するようにしています。発音指導が疎かになった原因の一つには、英語教師の音声学的な教養の低さがあるのではないかと思っています。従来の、煩瑣な、実用性に乏しい音声学のあり方に大いに問題があったと思っています。

私自身、大学で、ある有名な音声学者から、「音声学」の講義を受けましたが、理論の説明に終始し、全く訓練らしい指導は受けず、ただただ退屈で、その後の役に立たないものでした。また、興味深い「音声学」の書籍に巡り合うこともないわけではありません。

例えば、最近読んでおもしろいと思ったものに、今井邦彦『ファンダメンタル音声学』、神山孝夫『脱・日本語なまり』、成田一「英語らしい発音と聴き取りの秘儀」(『英語リフレッシュ講座』所収)があります。

しかし、これらも、やはり、著者の啓蒙的な努力をもってしても結局、理屈っぽく、学問として英語を学ぶ輩意外には無縁のものであると思います。

つまり、従来の英語の音声(発音やリスニング)に関する教材は、学問的な厳密性を重んじるばかり、高度に専門的になってしまうか、または、英語の達者な素人による、英語の専門家から見ればある種の「トンデモ本」のどちらかであったように残念ながら思います。

古市先生の、音声学的には安心でき、なおかつ、明快な、まさに実用的なDVD教材の登場を心から歓迎しております。われわれ英語教師も、音声指導を実際に、DVDで繰り返し拝見し、英語の音声について、そして、その指導について、学習しなおすべきであると痛感しております。

さて、古市先生のDVDを、感銘と共感をもって繰り返し視聴させていただいた上で今更申し上げるべきことは全くないという状態なのですが、以下に若干の感想を記させていただきます。まず、2つの基本コンセプトについて。

①英語の音声習得が、単に英語発音が「らしく」なるにとどまらず、英語学習の根幹になるということ。例えば、リスニングに上達する(ネイティブスピーカーの発話を聞き取る)には、ネイティブスピーカーとほぼ同じ発音ができなくてはならないこと。

②発音の習得は、一種の「チューニング」作業であり、チューニングが学習者自身で行えるように、懇切に分かりやすく発音方法が説明され、徹底的に発音訓練がなされること。こうした、コンセプトには、大賛成です。

また、従来多かった、「母音→子音」ではない学習順序、そして、母音と子音の学習がスパイラルになされる指導方法にも共感しています。何よりも、調音方法(チューニング方法)の説明が具体的で(日本語との対比がとても参考になります)、従来の日本人の英語発音の欠点の研究に基づく指導方法がとてもよいと思いました。

また、生徒の矯正のタイミングと指示・方法が適切であるばかりでなく、それを妥協なく、かつ「しつこい」(語学指導には「しつこさ」が肝心であると思っています)ほど、徹底的になされているのがよいと感じました。

英語発音は必ずしもネイティブスピーカーでなくてはできない(ネイティブスピーカーの英語の指導、訓練は、しばしば馴れ合い的で、不徹底であることは、英語教師であるならば先刻承知のことです)、否、古市先生のような日本人だからこそできるのであることを痛感しました。

2人の受講生の発音が目に見えて(耳に聞こえて?)良くなっていく様子は感動的ですらありました。このDVDを見れば、あんなわかりやすい指導を実際に徹底的に受けてみたいと誰もが必ず思うはずだと思いました。

また、例えば、現在分詞(進行形)や動名詞として使用頻度の高い~ing の訓練を集中的に行うなど、使用頻度をも考慮した発音指導には関心しました。そして、のどや鼻を実際に押さえさせたり、さまざまなジェスチャーを用いた指導は実に効果的であり、記憶に残る方法であると思いました。

学習者の大半は自分の発音に自身が持てず、それを、チェックしてもらいたいと思っていると思います。古市先生のメソッドであれば、自分でチェックすることが可能で、自分で間違いを矯正できることが大きな強みであると思います。徹底的な繰り返しによる、正しい発音(のチューニング)の「習慣化」が古市先生の指導の真髄であると感じました。

最後に、改善点になるかどうかわかりませんが、気がついたことをいくつか書きます。
★[ r ]の音を great を用いて練習させる点は、大賛成です。私は常々生徒に[ r ]の発音の際には、語頭で[ゥ]音を意識するように指導しています(舌が口腔内で触れなくする為です)[ r ]は巻き舌傾向が強くなり、「こもった」音になりがちなのでその点は注意してます。

★th の無声音・有声音では、「舌を歯に挟みなさい」というと、音が出にくい場合があるので、上歯に下の先端を接触させることに意識を集中させ、かつあまり強い発音にならないように注意しています。

★[w]は大げさに唇を丸くするように指導してます。以前、私自身、帰国子女の生徒に woman の発音を笑われたことがあり、[w]の円唇性は特に強調しています。

★[f]も、歯で下唇を「噛んで」というと発音しにくそうなので、上の歯で下唇を「押さえて」というようにしています。

なお、私は、生徒には、百円ショップで手鏡を買わせて、自分の口の様子を、モデルの発音と見比べさせるように、教室では指導しています。ドラマの場面を活用することには大賛成なのですが、いかんせんDVDでは聞き取りづらく、発話者の口元などが見にくいことが残念でした。

全体的にヴィジュアル的に改善の工夫の余地があるのではないかと思いました。例えば、受講生は(昨今、NHKの語学番組もそうしているように)男女のプロのモデルを使うことはできないでしょうか。そして、受講生の口の動きや表情を撮影するのも効果的ではないかと思いました。「悪い見本」をどう提示するかも工夫の必要なところであると思います。

画面に、必要に応じて文字(つづり)が現れるようにし、テキストを見なくても、音声練習ができるようにするのがどうかなと思いました。口形図(学習者にとってわかりやすく工夫する必要があるでしょうが)の活用も今後の課題でしょうか。

全体に、他の録音教材からの問題など(『英語音声学入門』からのミニマルペアの練習問題など)が聞き取りづらいのが問題であると思いました。録音状態を改善すべきであると思います。(音声がクリアーに聞こえないことは結構ストレスになります)

以上、感想をアトランダムに書きましたが、全般的にいえば、この教材は、推薦に値する良質、良心的なものであると強く感じました。今後、プロソディーを中心とした続編の企画もあるとの由、期待し、楽しみにしています(いうまでもなく、個々の発音同様、否それ以上に、特にリズムの習得が、日本人英語学習者にとっては重要です)。

とりとめのないことを書き連ねましたが、今回、すばらしいDVD教材の視聴の機会を与えていただき、本当にありがとうございました。

S学園中学校高等学校教諭 K.T.様

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